こんにちは、はじ丸(@hajimaru2017)です。
拙著「愛犬と幸せ家族になる方法」の編集を引き受けてくださった武藤郁子女史から、新著を御献本いただきました。
マニアックな内容でご迷惑かも・・・
と、ご謙遜の本のタイトルは
「今を生きるための密教」

うん、たしかにマニアックかも・・・
でもまず、サブタイトルに惹かれます。
現代人のための新しい心の教科書「真摯に生きる人たちへ」。
ほほお・・・と、ほくそ笑みながらページをめくると、その”まえがき”で一気に心を掴まれます。
今日の記事はその感想文です。
密教はキラキラ(ドロドロ含む)
まずは、心を掴まれたまえがきの一部を抜粋します。
密教はキラキラしていてゴージャスだ。
東寺の講堂に行っても、高野山の根本大塔に行ってもそう思う。何よりあのマンダラだ。なんと言えばいいのだろう。あの世界観は驚異的ではないか。
一方で現世利益バリバリの宗教でもある。財運だって出世だって病気平癒だって恋愛成就だって祈りの対象であるという。
ストイックにひとつの教えに専念する仏教も魅力的だが、密教は聖も俗も、美も醜も、崇高な理念もドロドロとした煩悩も、一切合切差別なく包み込んでそれぞれが輝いているという。そうでありながら、肝心なところは“秘密”だったりするという。
いったい密教(秘密の教え)とは何なのだろうか。
まずは、原点というべき弘法大師空海の事跡から辿ってみよう。
後略
どうです?
東寺の講堂、高野山の根本大塔、行きたくなりませんか?
曼荼羅の実物を見てみたくなりませんか?
興味津々で読み始めたのです。
ところが、紙の本を読むのが老眼でつらい昨今。
これはKindle先生にお願いするしかありません。
だってほら、こんなのが
これくらい大きくなって
なんなら、こんなに大きくなるという。
老眼に優しいKindle版・・・即買いです。
知らないだけで実は身近にあった密教

そもそも密教ってなに??
聞いたことはある程度で、定義など全く知りませんでした。
というよりハッキリ言って興味がなかった。
その疑問には冒頭で、初心者にもわかるようにQ&A形式で解説してくれているのですが、ところどころに聞いたことのある単語が出てきます。
たとえば「遍照金剛」。
真言密教の頂点、大日如来の別名で、それは弘法大師空海の名でもあるといいます。
これね、子供の頃からずっと聞き慣れていたんです。
父がいつも仏壇の前で「南無大師遍照金剛〜南無大師遍照金剛〜」て唱えてたから。
お葬式などで、うちが真言宗だということは知っていましたけど、すなわちそれが密教だという事実は今知りました。
道理で、他にも馴染みのある言葉が出てくるわけですね。
空海は香川の善通寺市生まれなんだそう。
この前行ってきたとこです。うどん食べにだけど。
これ 淡路SAから香川うどん県へ〜人生最高のうどんを見つけた車中泊旅 | 車中泊LOVE

現在その場所には、善通寺の誕生院御影堂があるそうです。
これ 善通寺市デジタルミュージアム 誕生院 御影堂 – 善通寺市ホームページ

知ってたら寄ったのに・・・
想像していたよりずっとリアル
実在の人物なので歴史書を読んでる感じで、曼荼羅の話とか仏像の話とか、興味津々で現地に行って見てみたい欲がふつふつと湧いてきます。
読み進んでいくと、おっしゃる通りかなりマニアックな内容で、ちんぷんかんぷんな箇所も多々出てきますが、まずは流し読みでババっと読みました。
それで十分、歴史の大まかなところは理解できてきます。
この本は、何度も読み重ねていくタイプの本です。
この本を片手にあちらこちら現地を巡りながら読み重ねていくことで、理解できていくんでしょうね。
きっと、各々の寺社仏閣にある曼荼羅や仏像の見方も変わっていくことが想像できます。
日本は仏像天国で、他では類を見ない多様な仏像の数々が現存していると言います。
第四章ではその中で密教・曼荼羅に登場する主要キャストが実に詳しく解説されています。

主要キャストて・・・
まとめ
この本を片手に、寺社仏閣巡りが趣味になりそうです。
それでなくてもこの頃は、夫婦で御朱印集めにハマり出してますし。
年齢的なものもあるやしれませんが、実に興味深い分野です。
車中泊と絡めていけますし、現地レポートを書く日も近いと思います。
2019年の楽しみが増えました。
皆さんも、ぜひ。↓
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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はじ丸