預けてはいけないペットホテル5つの特徴〜本当に安心できるペットホテルの選び方

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この記事を書いた人
はじ丸

ドッグサロン経営の傍、大学等でペットビジネス経営学とペット社会学講座の講師をしています。
著書:愛犬と「幸せ家族」になる方法〜PHP文庫
2017年後半から仕事の合間を縫ってブログ運営を始めました。

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こんにちは、はじ丸(@hajimaru2017)です。

東京へ引っ越されたお客さまから、メールが来ました。

 

東京でおすすめのペットホテル教えてもらえませんか?

 

はじ丸
はじ丸

神奈川の三浦でなら一軒知ってるんですけど・・・

 

と返信したら「遠い・・・」とのことです。

そこで今回は、ペットホテルを選ぶポイントを書くことにしました。

ペットホテルの経営も15年が経ちます。

その道のプロとして、逆説的に「こんなペットホテルは選んではいけない!」を書いてみます。

この記事のポイント

  • 多くのペットホテルは危機管理が欠如している
  • ペットホテルの散歩で見分ける
  • 預けてはいけないペットホテルの3つの特徴
  • 預ける前に飼い主さんがするべき準備
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よく見るペットホテル中の散歩の光景

弊店は豊中市にあるのですが、ドッグサロンがやけに多い地区なんです。

送迎で走っていても、同業者の送迎車とすれ違うことはほぼ毎日ですし、ペットホテルの子達を散歩している光景を見かけることもザラにあります。

で、いつもハラハラしながら見ることになるのが、犬の散歩風景です。

普通に散歩してます。

制服を着てなかったら、飼い主さんかペットホテルのスタッフかの区別がつかないくらい、普通に散歩してるわけです。

こんな感じで。(イメージ写真です)

 

はじ丸
はじ丸

これ大問題・・・

 

上の写真の、何が問題か。

リードが1本しか付いていないことが大問題なんです。

ペットホテルスタッフがする散歩で、これは完全にアウトです。

 

預けてはいけないペットホテル5つの特徴

こんなところには預けてはいけない

  • 危機管理ができていない
  • 同じ建物(敷地)内にスタッフが24時間在中していない
  • 獣医さんと繋がり(ホットライン)がない
  • 行政の認可を受けていない
  • 愛犬の様子を確認できない

特徴1:危機管理ができていないペットホテル

ペットホテル開業を目指す人たち向けに講座をするとき、まず一番最初にお話しするんですが、ペットホテルを経営する上で一番重要なこと。

それは

  1. 死なさないこと
  2. 逃さないこと

なんですね。

当たり前じゃないか!と叱られるかもしれませんが、実際に頻繁に事故が起きているんです。

いくらペットホテルオーナーがわかっていても、命を預かる仕事という自覚がないスタッフがいると、もうそれだけで十分ヤバイです。

ストレスがないように預かることも大事ですが、まず危機管理がなっていないペットホテルはアウトです。

特に下の3つは危機管理で重要なアウトポイントなので、預けたいペットホテルがあれば、よく観察してみてください。

 

①リードカラー共1本で散歩している

ご家族ならいいのですが、ペットホテルの散歩でリードとカラー(首輪)は2つずつ付けるのが常識です。

リードが2本でもカラーが1つではいけません。

カラーが外れてしまっては元も子もありませんから。

実際散歩中にリードが外れ、道路に飛び出したお客さんの愛犬が車に轢かれて死亡した案件を知っています。

 

②フリーはいいが住み分けがされていない

ケージに入れずフリーで預かるのがノンストレスという考えが先行してしまってますが、これはケースバイケースです。

ストレスの要因は犬それぞれで、フリーで他の犬と接することがストレスになる子もいます。

お預かりの犬たちをいきなり同じところにフリーで放すと、揉め事が起きるのは必然。

放すにしても段階がありますし、性格を判断する必要もあります。

ヒート(生理)中の女の子がいたら、一緒にできませんし、その匂いで興奮状態に入る未去勢の男の子がいたら揉め事が起きる確率は上がります。(去勢していても興奮することもある)

フリーでお預かりするときは、あらゆる条件を考えた上で、住み分けをしなければいけません。

ペットホテルのオーナーはもちろん、そこをよく理解しているスタッフが在中していないと安全とは言えません。

 

③ワクチン証明書の提示を求めない

初めてのお客様でワクチンの証明書がない場合、お預かりをお断りします。

他のお客様の愛犬がいるので、これは当然のこと。

その基本的なことをないがしろにしている店は、責任感が欠如していると判断するしかありません。

 

特徴2:同じ建物(敷地)内に24時間スタッフがいないペットホテル

今は、24時間見守りは当然のサービスとなりました。

ペットホテルが火事になり、お預かりの犬たちが亡くなった事故が実際に起きています。

同じ建物(敷地)内にスタッフが常駐していたなら、最悪の事態は防げたかもしれません。

 

特徴3:獣医さんと繋がりがないペットホテル

飼い主さんと離れることは、相応のストレスを与えます。

下痢は日常茶飯事ですので、ペットホテルには整腸剤が常備されています。(していなければおかしい)

それで治る子がほとんどですが、そうでない子もおり、ひどくなると血便、嘔吐など症状が進行します。

こうなると獣医さんにお願いするしかありません。

平日の昼間ならすぐ連れていけますが、病気は時間を選びません。

診察時間外の場合は、獣医さんに直接連絡して対応してもらう必要があります。

そのお店が獣医さんとのホットラインを持っているかどうか、これも重要なポイントです。

 

それなら最初から動物病院にペットホテルで預けた方が安心かしら・・・

 

と思われるでしょうが、ほとんどの場合、動物病院ではゲージに入れっぱなしになります。

他に病気で入院中の子達がいっぱいいるわけですから、当然ですね。

 

特徴4:行政の認可を受けていないペットホテル

論外です。

動物取扱業の認可は必須

店頭にも、ホームページにも表示義務があります。

大阪であれば、これになります。

 

行政によりデザインに多少の差はありますが、よく確認してください。



特徴5:愛犬の様子を確認できないペットホテル

15年前ではまだ珍しかったですが、今では当たり前になりました。

店内が外から見えるか

店内が見えるというのは、スタッフの緊張感にも繋がります。

お客さんが入ってくるたびに、犬たちがわんわんと騒がしくなるデメリットはありますが、お客さんにとって、これ以上の安心感はありません。

 

動画配信はあるか

ペットホテル中の愛犬を動画で確認できるというのが安心です。

WEBカメラで24時間見ることのできるペットホテルもありますが、YouTubeやLINEなど、SNSを使って可愛く編集した動画を配信してくれるペットホテルがオススメです。

その「手間をかけてくれる姿勢」が大事なんです。

WEBカメラはなんの手間もかかりませんから、店としては楽ですが、好きではありません。

ちなみに弊店はペットホテル動画をYouTubeで配信していましたが、昨年末からLINEでの個別動画配信に変更しました。

LINEにしてから、お客さんからからの反応が格段に良くなり、とても喜ばれているのがわかります。

LINEでの個別のやり取りは、距離感が近くて安心感が倍増する気がします。

 

預ける前に準備するべきこと

持っていくものを考える前に、大事なことがあります。

旅行の時だけ預けない

犬の順応能力は、飼い主さんが考えているよりも、はるかに優れています。

ペットホテルに預けに来られ愛犬と別れるとき、寂しさレベルは飼い主さんが5としたら犬の方は3くらい。笑

店頭で、いつまでも愛犬と離れられない飼い主さんがいらっしゃいます。

その育て方と環境こそ、犬の分離不安を増長していくんですね。

 

分離不安になってしまった犬は、ペットホテルに預けられたことによるストレスですぐに体調を崩します。

溺愛するのが悪いと言っているわけではありません。

飼い主さんと犬、双方が幸せならそれでいいと思います。

ただ、もし分離不安になってしまっているとしたら、ペットホテルには預けずに、一緒に行動できる方法を考えてあげてください。

でも、どうしても連れていけないことがあるかも知れません。

その時のことを考えると、普段から分離不安にならないように、飼い主さんは接し方を考え直すべきです。

年に一度、必ずペットホテルに預けなければいけないのであれば、その時以外にも、年に5〜6度は預けてそのペットホテルに慣らしてあげてください。

早い子なら1〜2泊で慣れますが、分離不安になっている場合はそうはいきません。

ただどんな子でも、5〜6泊すれば慣れてきます。

様子を見ながらホテルに預ける練習をしておくことは、犬にとって大事なことです。

同じペットホテルにしてあげてくださいね。笑

そして、いつも使っているクッションや毛布など、できるだけ普段のものを持参してあげてください。

 

最後に

「ペットホテルの選び方」で検索すると、汚い臭いペットホテルは要注意などと書いてあります(管理人も昔書いてました)が、今どき汚い臭いは論外で、匂いがせず清潔というのはもう当たり前です。

くさいお店はやめておきましょう。

その姿勢はいただけません。

 

ペットホテルに預けないという選択肢もありです。

が、どうしても預けなければいけない時、今日の記事を思い出しペットホテル選びの参考になりましたら幸いです。


今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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はじ丸